神谷　大樹 Kamiya Daiki

4年ほど賃貸仲介の不動産会社で経験を積み、不動産管理や不動産投資、リーシングなど、もっと幅広い知識を身に着けたいと考えていたところ、電鉄系の不動産会社に転職した先輩から売買仲介の仕事のやりがいを教えていただく機会があり、興味を持ちました。「楽しそう」と言うと語弊があるかもしれませんが、売買仲介の経験は自分の糧になる、そう感じたのがきっかけです。
転職エージェントの方から紹介していただき、面接の場面では上席の方がとても気さくに、話しやすい雰囲気をつくってくださったので、自分の今までの経験や、これから力を入れていきたいことなどについてアピールできたのではと思います。

入社後は、不動産売買の基礎知識など一から教えていただきました。上司の方によるマンツーマンの指導をはじめ、司法書士の講師による講習やハウスメーカー見学、先輩社員の方が資料を作って講義してくださるなど、業務を行いながら、約1ヶ月の研修でみっちり勉強させていただき、非常にありがたかったです。営業所に配属された後も、税理士や土地家屋調査士など専門職の講師による勉強会もあり、幅広い分野での知識が要求される不動産売買において独学では限界がありますが、手厚いサポートが受けられたことに驚きましたし、とても感謝しています。

京王不動産は母体が電鉄グループなので、お客様からの信頼感・期待感が大きいと感じました。「京王さんだから話を聞いてみようか」「安心してお任せできる」とおっしゃっていただけるのは、入社して非常にありがたいと感じた点です。知名度があり、沿線での信頼や実績が積み重ねられているからこそ、京王グループが好きで来ていただけるお客様も本当に多いので、仕事の進めやすさ、やりがいも大きいと思います。

キャリア採用の場合は、半年間のトライアル期間（契約社員）を経て正社員に登用となるのですが、目標はクリアするためにあるものだと思っていたので、プレッシャーなどはありませんでした。
とはいえ、やはりあるのは賃貸仲介の経験のみでしたので、陸上でいうと短距離と長距離の違いのように、使う筋肉が全く違うというか、お客様へのアプローチひとつとってもかなりの違いがありました。
また売買仲介では、法律関係をはじめ、税金、住宅ローン、測量などの土地に関することなど、多くの知識を習得する必要はありますが、未経験からの挑戦はもちろん可能だと思います。

ありがたかったのは、入社後に配属されためじろ台営業所で、当時の所長をはじめとした先輩社員の皆さんが、「一緒にこの案件に挑戦してみないか」と声をかけてくださるなど、私が目標を達成するために一丸となって力を貸してくださったこと。皆さんが時間も労力も割いて指導してくださったことには感謝しかありません。

前職の賃貸仲介では、1日に4～5組接客して、事前に準備するというよりは当日のヒアリングに基づいて最適な物件をご提案するという形でした。売買仲介の場合は、予約なしにご来所いただいたお客様をすぐにご案内というケースは稀で、基本的には、お客様のご来所前に数日間かけてきっちり調査したうえでご案内に臨むというところが大きく違います。最初は、準備に割く時間が長いことに驚きましたが、やはり物件は1件1件違いがありますし、何かお客様の利益に関わるような事はないかどうか等、しっかりと調査する必要があると実感しました。

また、売買仲介は、売却の相談を入り口として、相続がある方であれば、相続に関することや税金関係の相談のために顧問税理士のところへ一緒に伺ったり、お住み替え先の斡旋など、ご売却が無事完了するまでに必要な手続きをお客様と二人三脚で進めていくことになります。伴走する時間の長さ、濃密さも賃貸仲介と売買仲介の違いかなと思います。

始業は9:30、基本的には18:30退社で残業は少ないです。また、私の場合は子どもがまだ小さいため、急遽病院へ連れていかなければならなくなった時に「無理はしないでね」と上司が快く送り出してくださって、本当にありがたかったです。前職では、仕事の内容的にも有給休暇を取りづらい雰囲気があったのですが、弊社では有給も好きな時に取得可能です。

売買仲介の仕事のうえでの目標は、反響や物件の力だけに頼らず、私を求めてお客様に来ていただけるような営業マンを目指して、お客様に喜んでいただけるサービスを追求していくことです。
また、売買の知識はゼロの状態で入社した私に対して、営業所の上司、先輩方には業務についてはもちろん、営業に対する姿勢などさまざまなことを教えていただきました。今後、私がもし後輩を指導する立場になった時には同じように親身になって対応し、少しでも会社の発展に貢献できればと思っています。